最近、朝の寝起きに自分が実家にいるような錯覚を起こすことがよくあります。寝過ごしてしまったかな、まだ朝ごはん残ってるかな…でも、すぐに現実に気付きます。ここは故郷とはるか離れた北海道のマンションの一室で、私は一人なんだって。
ホームシック、というやつなんでしょうね。でも、このような感情を抱けるのは、良好な関係の家族がいてこそ、というものなのでしょうね。実は、全く良好というわけでもなくそれなりに問題を抱えていたりもするのですが。
そういうわけで、家に帰りたいという想いと、帰りたくないという想いとの間でぐらぐらする日々が続いています。幸せな悩みだと思います。世の中には帰るところが無い人だってたくさんいるのだから。
恋人が欲しい、と思ったりもします。しかし、私が想像するような理想の異性とは、とても強く、理解力があって、寛容で…そして、私をいつまでも好きでいてくれる。そんな人がこの世に存在するのでしょうか？たぶん、いると思います。そして、そのような人には自分は似つかわしくないと思う。
結局のところ、最後まで自分を見捨てないでいてくれるのは、家族だけなのかもしれません。
