サークルの新人勧誘用の立て看板作りに駆り出された。
責任者がバイトで颯爽とその場を去った後、次々と明らかになる不具合。
まず、印刷されたシートに明らかに欠けている部分がある。……欠けないように印刷する方法がイラストレーターであったはずなのだが。プリンタが古かったのかもしれない。
次。「今回は看板に穴開けて顔出せるようにしようぜ！」という無謀な計画。補強用の木材が顔の予定位置の真下にあることが即座に判明。担当者曰く、「八割方こうなることは分かっていたので、穴開けずに普通に顔が描いてあるバージョンを刷ってきました」
彼は、原稿を後輩に託して去った。防水対策にコンビニのコピー機で刷りなおす。並べてみる。……顔はなかった。
さらに一部分だけカラーで刷った部分があるのだが（全部だとカラーコピー代が高くつく）、グレースケールの部分までなんか青白い色に変貌していた。
結果、なんかアレなクオリティのモノに仕上がってしまった。ある意味ゆうばりっぽいかもしれない。気合で穴を開けていればオフシアター部門でグランプリがとれただろう。
ちなみに、翌日補修とか登録申請とかやるそうな。
