You're a RPG Suicide.

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Smells Like Teen Spirit

 私は高校時代まで、極めて非社交的な人間でした。そんなわけで、実家に帰っても一緒に遊んだりできる友人がいません。元々外でスポーツするより屋内でお絵かきする方がずっと好きというタイプで(小学校一年の時点でドッヂボールが大嫌いだった)、また、小中学校は公立の学校で、常にトップクラスの成績でした。その中学というのがまた酷い学校で、授業中にロケット花火が校内で打ち上げられるなんて日常茶飯事でしたから、自分はエリートで優秀なんだと信じないとやってられなかったのかもしれません。そして県でトップクラスの高校に上がるわけですが(といっても地方なので偏差値とか大したことないんですけどね)、そのような思い上がった意識のまま進級してきてしまったわけです。
 自分で言うのもなんですがそこでも割と勉強は出来る方で、要領がよかったのか、おおむねトップに近い位置にいました。でも、友人は小学校、中学校、高校と上がるにつれて、段々と減っていきました。あの頃の自分は、TVゲームにしか興味がありませんでした。そして、自分の知らない話題を振られても、それをくだらないものとして切り捨てていました。そして、ますます友人はいなくなりました。
 そんな私にも、小学校からの友人といっていい人が一人いました。彼は洋楽のファンで、Nirvanaが大のお気に入りで、ことあるごとにその話をしていました。もちろん当時の私は見向きもしませんでした。そのNirvanaを、今私が聴いています。4年の歳月が経って、全く疎遠になってしまった後に。彼とは浪人時代に一回顔を合わせたきり、一度も会っていません。また、その他に友人をもたなかった私が、近況を聞くこともありません。
 大学生になって、地元を離れ、様々なものの見方を知った今なら、彼と話をすることが出来るような気がします。というよりも、話をしてみたい。今なら酒を酌み交わすことも出来るし。でも、やっぱり今更…という気持ちも強くて、踏み切れる気がしません。私が4年前と大きく変わったように(錯覚かもしれないけど…)、彼もまた大きく変わっているかもしれません。明日世界が終わってしまったとしても、それはそれでいいじゃん…などと言っていた彼は、今一体何をしていて、何を感じて、何を考えているのか…
 私は、普通なら経験するはずの友人との交流、その中での価値観の共有、そして気持ちのすれ違いなどを知らずに20代になってしまいました。大学の友人達との交流の中では沢山のことを知り、学び、時には相手に対して怒りをぶつけました。それは、とても素晴らしい体験で、生涯忘れることは無いと思います。4年遅れのTeenage。今はとても疲れているので、しばらく学業の方は休もうと思いますけど、彼らとはずっとずっと付き合い続けていきたいと思います。

Nevermind

Nevermind

'90年代を代表し、その後のロックバンドは全て彼らの影響を受けているとさえ言われるNirvanaのメジャーデビュー1作目のアルバムで、全世界で1000万枚以上を売り上げました。シングルの初版が25000枚しか売れなかった1曲目がMTVで繰り返し放映されるに従って、シアトルのアングラバンドにすぎなかった彼らは、一躍メジャーシーンに登場し、あのマイケル・ジャクソンからミュージックチャートの1位を奪うに至ります。