You're a RPG Suicide.

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On a plain

 北海道には昔家族旅行に来たことがあって、移動に車を使ったのですが、その広大さはかなり印象的でした。地平線というものを実際にこの目で見て、結構衝撃を受けたような記憶がします。
 現在は札幌の中心部在住で、しかも大学のすぐ近くということもあり、出不精ということもあり、昔みた地平線をもう一度みる機会はまだありません。
 自分の進路が見えなくなった高校生の終わり、浪人時代は、本当に、地平線しか見えない平原に一人取り残されたような気分でした。地図とコンパスを渡されて、あっちにはこれがある、こっちにはあれがある、で、お前はどちらへ行くんだ?と。でも、どちらの方角を見ても地平線しか見えない。自分が限りなく自由であるということは、そのこと自体が束縛なのだと意識するようになったのは、つい最近のことです。現在もやはり、私は再び平原にいます。でも、遠くの方にかすかに光が見えるような気がします。本当にかすかだけど、いまはそれが希望です。