You're a RPG Suicide.

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パワメジャ

WBC効果もあってか、ついに発売されたパワプロシリーズのメジャーリーグバージョン。また今回もだらだらとサクセスで選手作成に明け暮れる。
メジャーリーグはとにかくチームも多いし選手も多い。全30チーム、傘下のAAAのメイン選手を含めて各球団40人(1200人!)という豪華さである。加えてこのゲームが作成された時点で未契約の選手も登録されているので、その人数はさらに増える。おまけ要素に「選手カード」というものがあって、選手の身長・体重、出身、昨年度の成績、ニックネームなどが分かるようになっている。
このゲームをやり込めばメジャーリーグが分かるようになるのだろうか?
と、ここで少し罠があって、一つは毎回パワプロでお約束の適当・贔屓査定(日本人メジャーリーガーのステータスが高すぎ。城島がメジャー最強のキャッチャーになってるw)。
もう一つは、肖像権を選手会に委託せずに個人で管理しており、その価格が法外なために、名前が使用できない選手の存在である。複数人存在するが、最も目立つのはサンフランシスコ・ジャイアンツの4番バッター「G.ゴンザレス」である。パワー245でパワーヒッター威圧感持ちの左バッターで、どう考えてもあのメジャーシーズン最多本塁打記録を持つ選手である。ただし白人になっていたりして、なにやら相当な気遣いをしているようである。まあ、アメリカは肖像権やら何やら厳しいからなあ…

ゲームバランスはメジャー級である。とにかく打てない。そう簡単にはホームランなんて打たしてくれない。なんせ、対戦とかシーズンとかを始めるとデフォルトの設定が打撃「ロックオン(ミートカーソルがボールをある程度自動追尾する)」になっているのだ。メジャーのストライクゾーンを表現するために従来の赤い四角が外角に大きくなり(スティックの感触とミートカーソルの位置を掴むのが実に難しい)、強振しても、ド真芯でとらえない限り簡単にポップフライが打ちあがるようになっている。その上、メジャーリーガーのピッチャー陣は平均軽く150km/hを超える球速をほこり、おまけにどいつもこいつもツーシームを投げてくる。このツーシームがまた曲者で、ストレート(このゲームではフォーシームと表示されるのだが)と同じ速さでランダムな方向に少しだけ変化する。半端な腕前では強振でこれを捕らえることはできない。

もともとパワプロは難易度の高いゲームであるが、この「パワメジャ」はこれまでのシリーズでもゲーム部分の難易度に関してはトップクラスといえる。購入にはそれなりの覚悟をもってのぞむべし。パワプラー以外は手を出さない方がいいかも。