2006-06-20 アンドロイドは電気羊の夢を見るか? フィリップ・K・ディック 著 浅倉久志 訳 book オチが判然としないが、非常に面白かった。最終戦争で生物が激減したせいで、「生きた」生物を飼うことが地球に住む人間のステータスになるというのはなかなか退廃的でパンクな感じだ。人類全体に広がっている「感覚共有」という方法でもたらされる奇妙な宗教、人間と寸分違わぬ生物的機構と機能をもちながらなお人間と完全に通じ合うことのないアンドロイドたち。うーん、なんだろう、このかっこよさは。映画版のブレードランナー観ないといけないなこれは。