この世の中の全てに原因があって、罪は悪から生み出されるものであり、罪は罰せられるものなのでしょうか。悪には必ずどこかに悪の原因があると私は考えています。多くは、幼少時の環境なのでしょう。あるいは、遺伝的な素因などもあるかもしれません。いずれにせよ、複合的な要因によって…『悪』というものについての考察は、歴史上世界中のどこででも行われてきました。宗教による『悪』の定義は、一番簡単なものです。
では、罪の定義とは一体なんなのか？罪と悪の違いとは？どちらにせよ、ただの言葉だと思います。人間が勝手に考えて、勝手に悩んで作り上げたことば。でも、世界を定義付けなければヒトは生きていけないから、やはり悪を知り、罪を犯さぬように生きなければならないのでしょう。
罪をあがなう、というのは一体どういう行為をさすのか。死刑という手段が、贖罪になるとはとても思えません。でも私は、死刑は積極的に肯定しています。冤罪だけは恐ろしいことですが、本当に他人に迷惑かけたり、自分の考えを押し付けたり、直接関係のない人間の命を奪ったりするような輩にはこの世にいて欲しくない。
私は自分がロマンチストだと思っていますが、同時にリアリストだと思っていますし、また科学信奉者で生物系の人間なので、死後の世界などというものは全く信じていません。死の先には何もなく、ただそこで終わるだけでしょう。だから、他人の命を無闇に奪うのは許せない。そして、自分の命を捨てることに惹かれる。
ああ、最後に、これ遺書じゃないです。もうちょっと生きます。心配かけてすみません。
