You're a RPG Suicide.

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天地創造

 世にクインテット三部作と呼ばれる一連のゲームの中で最も後期に発売されたもの。1995年発売。スーファミ時代終期だけど、もう11年にもなるんだなあ。これはストーリーがいいです。音楽もいいです。グラフィックもいいです。操作性なんかも軽快でいいです。なんだろう。実際にプレイして欲しいなあこれ。以下ネタバレ。
 世界を破壊するために復興させるという理不尽。そんなガイアの意思に振り回される主人公とヒロインが切なすぎます。クインテット三部作全てに当てはまるのは、ふつうの人とは違う特別な存在である主人公の少年が、ヒロインと恋に落ちる、あるいは恋愛関係にあるということ。主人公が普通のヒトでは無いということで、そんな恋が実るのはありえないと言いたいところなのですが、この三部作ではそれが見事にハッピーエンド?に昇華されているのが凄いと思います。しかし、前二作に比べるとこの天地創造のエンディングはちょっと鬱かもしれませんね…二重存在の片方は消滅する運命にあるということですか。いくら片方が幸福になったとしても、来世の絆を信じて消滅していくのは悲しいです。以下雑感。
 渡り鳥に運ばれる主人公がかわいすぎる。
 メイリンいいキャラですね。ていうかいきなり告白ですか…ドキドキしましたよあのイベントは。
 フィーダ&ロイド…ロイドはともかくとしてフィーダはなかなかいい脇役ぶりでした。逆恨みしたメイリンに喝を入れるシーンはよかった。二人のその後が語られないので気がかりでしたが、なんと小説版が存在してその後が語られているとのこと。うーん、頑張って探してみるかなあ…
 クマリ…ああいう偉そうなキャラ嫌いです。
 ベルーガキャビアの最高級品種。でなくてマッドサイエンティストにして世界崩壊の真犯人。こいつがラスボスかと思いきや、ダークガイアの手先に過ぎなくて、最期もあまりにあっけなかったので哀れなキャラでした。
 アクションは色々出来て、前作よりも軽快な感じでよかったです。難易度も低め。ただ、問題はリドルの方で、ノーヒントで難解なやつを出題されるので攻略サイト何回も参照する羽目になりました。これ攻略本なしでやったら何十時間かかったろうか…途中で力尽きたかも。