You're a RPG Suicide.

Web拍手返信など。はてなダイアリーから移行しました。

メモ:ダンジョンズ&ドラゴンズ3.5版

NPCのローグ(正確にはファイター/バーバリアンとのマルチクラスなのだが)の攻撃力がもうちょっとなんとかならんものかと思っていたら、全力攻撃時にツメとかキバとか使えるということを思い出した。
このNPCはハーフフィーンドなので、全力攻撃時には武器の+1レイピアに加えて、逆手のツメ、それからキバで1回ずつ-5ペナルティを受けて攻撃できるのである。もともと肉体武器のダメージなどたかが知れてるが、Sneak Attack(急所攻撃)が乗るとなると話は別である。グレーターインヴィジビリティがかかっている場合や、挟撃時なら、全力攻撃全てに急所攻撃ダメージを加算することができる。都合、+14/+9/+8/+8の4回攻撃が出来て(ついでにいうなら透明化ないし挟撃時してるのでこれにさらに+2されるわけである)、仮に全部命中したとしたら、このキャラはローグレベル5なので、急所攻撃分だけでダメージは12d6(期待値42)である。
PCは二刀流以外に攻撃回数を増やす手段をあまりもたないので微妙ではあるが、腕の本数が多いNPC(4本腕のジルとか)などにつけると有用であろう。まあ、あまり調子に乗るとクソマスター呼ばわりされること請け合いだが。極端な話ではあるが、デーモンのマリリス(6本腕)に急所攻撃もたせた日には、剣攻撃9回(6本の腕のうち1本は利き手なので4回攻撃できる……)+尾1回の合計10回の急所攻撃が飛んでくる計算になる。
もちろん急所攻撃は効く相手には効くけど効かない相手には全く効かないという能力で、これを防ぐ方法はPC側にもいくらでもある。例えばバーバリアンやローグは高レベルになると挟撃を受けなくなるし(上級クラスのドワーヴンディフェンダーなんかもそう)、視認困難が少しでもあると急所攻撃は出来なくなるので、ブラー呪文(視認困難20%を与える呪文)は有効だろう。鎧にフォーティフィケーション能力をつけるという選択肢もあるが、コストパフォーマンスが悪いのであんまりオススメできないかもしれない。