- 作者: 柳田真坂樹,井上純弌
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2007/09/29
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 53回
- この商品を含むブログ (58件) を見る
読み終わって思った感想は……ああ、D&Dだなあ、って。
こう、プレイ風景がノリノリで描かれてますが、D&D遊んでるとき、ああ、あるある、って感じで、全然違和感無いんですよね。
このリプレイのプレイ光景は、私が普段プレイしているD&Dのプレイ光景にも非常に近いものです。よって、D&D、そしてTRPGの初心者の方にも凄く良いアピールが出来ているんじゃないでしょうか。
シナリオも古臭いダンジョンハックではなく、謎解きシティアドベンチャーで、キャラクターもちゃんと舞台と物語に合うように作られているのがいい*1。
これでD&D人口増えたらいいなあ。ていうか増えると思う。面白かった。続刊出たら買うな、間違いなく。
あえて難点を挙げるとすれば、高価なサプリメントを何冊も使用してキャラが作成されているところだろうか*2。もちろんサプリがあるほどキャラクターのバリエーションは増えるし、楽しいのだけど、なにぶんD&Dは基本ルールブックセットだけでも相当高価なゲーム*3なので、基本ルールブックだけでも十分に遊べるところをまずアピールしてほしかったなあ、というのはある。もちろんサプリメントの和訳展開が進むのは歓迎なんですけどね。プレイグループ内で分担して買えば安上がりだし。
……しかし、井上純弌氏のイラストはやはりエロい(笑) D&Dルールブックのアメリケーンなイラストはとても日本人の好みに合うとは思えないので*4、キャッチーなイラスト付ける必要があったとは思うけど、ちょっとターゲットが高年齢層に偏りすぎてないだろうか(笑)